定年退職は毎日が「日曜日」ではなく「夏休み」だった!
定年退職して1か月が経過した。
定年退職したら「毎日が日曜日」という話を聞いたことがあるが、実際に体験してみると「日曜日」というよりも「夏休み」に近かった。夏休みにはラジオ体操があり、宿題がある。
早朝のラジオ体操は、毎日のルーチンであり、毎朝同じ時間に起床せざるを得なかった。宿題は、(本来は)毎日実施すべきタスクである。もちろん、定年したらラジオ体操も宿題もないのだが、毎日のルーチン(生活習慣)やタスク(役割)は、夫婦がお互いに機嫌よく生活していく上では、必要不可欠と感じている。
具体的には、料理、洗濯、掃除など家事一般について、夫婦で手分けし、役割分担する必要があるということ。定年退職するまでは、専業主婦である妻が主体となって家事一般を行っていたので、私の「日曜日」にタスクはなかった。
定年してからの私のタスクやルーチンは以下のとおりである。
タスク
- 週2回ほどの電気鍋料理、床拭き掃除、洗濯物干し(家事全般)
- 週4回ほどスーパーへの妻との日用品の買い出し
ルーチン
- 起床時間は未定(6~8時30分にトイレに行きたくなった時に起床)。
- 10時までに朝食、11時までに家事全般を終える。
- 12時からNHK・BS1の「街角ピアノ」を視聴(月~金)。
- 12時15分から40分まで夫婦でラジオ英語講座(NHKラジオ・らじるらじる)を聴講(月~金)。
- 気がむいたらピアノ練習やブログ作成。疲れたり、眠くなったら30分程昼寝。
- 夜は、布団に入ってから眠くなるまで読書(就寝時間は未定)。
子供のときには、夏休みにいやいや行っていた宿題(絵日記、読書感想文、工作、自主研究など)や親の手伝いのようなことを、今では楽しく実践できている。
もちろん、夫婦お互いが干渉しない余暇の時間帯の設定も必須であるし、国内外の家族旅行など、新型コロナが収束すればアウトドアの楽しみも計画したいと考えている。
書籍『退職して幸せになるためのコツ』(アーニー・J・ゼリンスキー[著]、小川彩子[訳]、オープンナレッジ)の中で、「退職後の幸せのためには、ほどほどの生活の型(習慣)は欠かせない」との記述があった。自分自身の習慣やスケジュールを自分で作り上げる創造性が、真に自身のライフスタイルをつくるとのこと。