定年おやじの徒然散策

ついに60歳となりました。定年後のシニアライフを紹介します。

「読書をプロデュース」(角田陽一郎)を読んで参考になったこと、疑問・不思議!【読書感想】

先週、『読書をプロデュース』(角田陽一郎、秀和システム)を読んだ。
著者は東大を卒業後、TBSテレビに入社し、数多くの有名なバラエティー番組を担当。入社後22年で退社し、「いろいろやる」という意味で「バラエティープロデューサー」と名乗って、出版や講演などさまざまな活動をしているとのこと。

まず、この本を読んで参考になった言葉。

  • 想像力は、人生に必要な「思いやり」をつくる。
    (補足:読書は時空を超えた仮想体験。想像力を養うことができる。)
  • ムダや遠回りや失敗や、時にはイヤなことを含めて経験・体験・後悔することが、その人の人生の幅と深さをつくる。
    (補足:好き嫌いを判断する前に、まずは知ってみる。「高尚な本」「くだらない本」など分けて考える必要はない)
    語意の例:明石家さんまさんが車にカーナビをつけていなかった当時、番組スタッフが理由を聞いたときの返答、「俺、迷いたいねん」。(著者:迷って、ジタバタして、・・・それも楽しいことなのでしょう。)
  • 全体的につまらないと思った本の中でも、部分的には面白さを発見できることがある。(私の感想:本書が該当?)

次に「まえがき」に書かれていた疑問点・不思議を2つほど・・。

  • 本書は「読書をしない、苦手、好きではない」「読みたい本がない」「本は読むけどビジネス書ばかり」という人に読んでもらいたい。(著者)
    ⇒ (私の疑問点・不思議)このような人たちがこの本を手にして読む??
    SNSや講演会で本書を紹介するのかな?)
  • 提唱する本の読み方は「バラエティー読み」で、まずは「ジャケ買い」から。「バラエティー読み」とは、本からいろいろな面白さを見つけ出す読み方。(著者)
    ⇒ (私の疑問点・不思議)「ジャケ買い」って何?本書に説明ないけど(ネットで調べたらWikipediaで見つけた。若者とか、読書が好きな人の間で良く使う言葉?)本文中の「バラエティー読み」のメソッド、ポイントも???

さて、本書では、いくつかの書籍を推奨本として紹介していた(一部を以下に記載)。おもしろそうなこれらの本を一度読んでみようと思う。

  • 『脳が若返る遊歩学』(大島清、講談社
    (推奨理由:人生を豊かにする秘訣を公開)
  • 文学部唯野教授』(筒井康隆岩波書店
    (推奨理由:小説のパートと文学論のパートとのギャップがおもしろい。著者がテレビ局に入るきっかけになった本)
  • 『落日燃ゆ』(城山三郎、新潮社)
    (推奨理由:A級戦犯に指定された唯一、文官として絞首刑となった広田弘毅の伝記小説。戦後日本の立役者、吉田茂が広田の敵役として出てくる点も興味深い)
  • 『もういちど読む山川世界史』(「世界の歴史」編集委員会(編)、山川出版社)(補足:歴史がわかることで、面白さが増える)

おまけ:
私のブログの「読書感想」シリーズは、お気に入り書籍の紹介ではない。覚えておきたいことや、人に共有したいことの整理である。
(本書のお気に入り度 ★★☆☆☆)