定年おやじの徒然散策

ついに60歳となりました。定年後のシニアライフを紹介します。

幸せになるためのコツとは?【読書感想】

先週、図書館で借りてきた『退職して幸せになるためのコツ』(アーニー・J・ゼリンスキー[著]、小川彩子[訳]、オープンナレッジ社)は、スローライフの提唱者である著者が、先人の体験や名言を交えながら退職後の生活を幸せに感じるためのコツをまとめた書籍であった。

お金、仕事、健康、学習、友人、旅行、引越しなど、著者が推奨する考え方が網羅的に述べられていた。それほど特筆すべき点はなかったが、記憶に残しておきたい引用句や言葉がいくつかあった。

  • 「自由時間とは、人が道徳的、知的、精神的に成長するための活動の時間。自由時間こそが、人生を生きるに値するものにする」(ローマの政治家、哲学者、キケロ
  • 「すべての子供は芸術家である。難しいのは、大人になっても芸術家であり続けることである」(ピカソ
  • 「退職生活は一種のゲーム。人生というゲームはポーカーに似ている。エースのスリーカードを持っていても使い方が悪ければ、悪い手札をうまく使うほどの結果は出ない。あなたは運では手に入れられないものを、自分の想像力で作り上げることができる。」(著者)
  • 「自分の「変わり者」の部分を歓迎すれば、あなたは自由になれる」(著者)
  • 「自由を十分に満喫するためには、創造性と自立した人間になる力が必要」(著者)

定年退職すると自由時間の使い方が気になるものである。自分は芸術家と思い込み(芸術家になりきって)、創造性を発揮してセカンドライフの自由時間を満喫できれば幸せを感じるのでしょう。

著者は本を書くことを推奨している。「本を書くことは、あなたの心と創造的才能の何よりの表現である。自分の世界観を他の人々と共有すること、他の人々に向かって自分の経験した喜びや精神的な満足を本を通して伝えることが喜びであり、最大の報酬」とのこと。

自分のセカンドライフを綴っているこのブログも、うまく活用すれば喜びや幸せを得るための道具になるのかもしれない。